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「敢為邁往」 

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電気・機械工学科(定員200名)

LinkIcon電気・機械工学科のHP


機械と電気が一緒になっている学科は他大学にもありますが,基本的には機械工学が主体となっているところがほとんどで,機械と電気をほぼ均等に組み合わせた日本でも数少ない学科です。ロボットは,機械と電気電子の組み合わせなので理解しやすいと思いますが,今の自動車はに電子部品のかたまりです。でも,車の機械的な構造を理解していなければ電子制御なんて不可能です。これからの技術者は機械工学と電気電子工学の基礎的な知識の両方を身につけている必要があります。
 ただし,機械工学と電気電子工学の両方のプロになることはできません。どちらかのプロとして社会に出て行くわけですが,電気電子技術を理解している機械工学の技術者やメカニクスもわかる電気電子系技術者は企業からも大きな需要があります。そのために,この学科を新設しました。くれぐれも忘れないで欲しいことは,電気電子か機械のどちらかにしっかりとした軸足を持っていなくてはいけないということです。
 学びとしては,高校の物理を延長していったものになります。ただし,電子デバイスを開発している先生方も居ますので,化学の知識を生かすこともできます。就職先は機械・電機系のメーカーが中心ですが,化学材料系にももちろん就職しています。(就職先はあまりに多岐にわたるので・・本当に多いところを書いています。トヨタ系が多いのが特色ですね・・)
【主な就職先】
機械系(トヨタ自動車,豊田自動織機,デンソー,三菱重工,ブラザー工業,アイシン精機,アイシン・エィ・ダブリュ)
電気電子系(三菱電機,NEC,パナソニック,中部電力,関西電力,デンソー)
 
機械工学系の話題の技術紹介
バーチャルの触覚(機械)
LinkIcon田中先生 VR 触覚
 

社会工学科(建築・デザイン:定員70名,環境都市:定員45名)

LinkIcon社会工学科建築・デザイン系のHP
LinkIcon社会工学科環境都市系のHP
 

社会工学科は,3分野別々に募集を行います。建築はわかると思いますが,環境都市との違いはわかるでしょうか。環境都市は土木系になります。土木系というとダムや瀬戸大橋みたいな巨大構造物,建築は建物でしょう・・というのは昔の話です。一番の違いは,環境都市(土木)は英語だとシビル・エンジニアリングになります。国を豊かにし,環境を守る学問です。環境には,当然人間の命も含まれます。様々な意味での公的な部分の,安全性を担保している分野になります。建築は,土木系が担保してくれた安全性の上に,「快適な」居住空間を作り出すのが仕事になります。いずれも,高校の物理を主体とした学びになりますが,環境問題への取り組みも盛んに行っていますので,化学や生物の知識も必要となります。
 
建築・デザインという名の通り,単なる建物を作るための分野ではありません。
。デザインは,建物やインテリアだけで無く,様々な工業製品・生活用品について真に人と環境に優しい形とは何かを考えていきます。科学技術がいくら進歩しても,製品として人が使いやすいデザインでないと,その価値は意味がなくなってしまいます。あくまで工学の眼で,人に優しいデザインを考えていきます。
【主な就職先】
設計事務所(日建設計,久米設計,安井建築設計事務所)
建設会社(大林組,鹿島建設,竹中工務店)
住宅・不動産(積水ハウス,大和ハウス,トヨホーム,三井不動産)
建材・エネルギー・機械・交通(中部電力,東邦ガス,LIXIL,アイシン精機,ブラザー工業,JR 東海)
 
 環境都市は,防災はもちろんのこと,交通など公共部分の安全性と快適さを研究していま
す。都市計画と言ったときに,「建築系」ではあくまで人間にとっての快適さが優先されますが,「土木系」は国を守り・繁栄させることが目的なので安全性の確保が優先されます。就職の1つの特色としては技術系公務員が多いことです。地方出身の方で,将来は地元のために頑張っていきたいという方にもお勧めの分野です。
【主な就職先】
技術系公務員(愛知県,名古屋市,国土交通省,厚生労働省,岐阜県)
建設会社(熊谷組,奥村組,清水建設,大成建設)
エネルギー・インフラ(NEXCO 中日本,中部電力,NTT 西日本)
コンサルタント(玉野総合コンサルタント,JR東海コンサルタンツ,パシフィックコンサルタンツ)
 

社会工学科(経営システム:定員35名)

LinkIcon社会工学科経営システム系のHP

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国立だと・・東工大くらいしか似たような学科はありません。工学部の経営分野自体は,昔からあります。品質管理や生産管理・・と言う部分で,安定した製品を作り出すためのシステム開発ということで,今でも各メーカーのもっとも重要な部分です。そこに,文系での経営の要素を導入しました。会社にとっての経営戦略は最重要課題ですが,文系の経験と勘に頼って構築されていました。そこに,工学からのメスを入れようと言うことです。今は,チェスの名人がコンピュータに負けてしまう時代です。情報系ではゲーム理論と言っていますが,一種の人工知能を経営戦争に使ってアプローチしてみようという世界です。文系の経営との大きな違いは,金融だけではなくあらゆる分野を統合した学問領域だと言うことです。
【主な就職先】
機械・電気電子系(トヨタ自動車,デンソー,パナソニック,NTT データ)
エネルギー・運輸(中部電力,JR 東海)
金融・商社(三菱UFJ 銀行,豊田通商)
 

 



第二部について

第二部についての紹介です。

授業は17:50~ 21:00 に行われます。第一部との大きな違いとして,(i) 卒業までに5年かかる,(ii) 授業料が第一部の半額の2点があります。一日に2コマしか授業ができないの
で,4年で卒業に必要な単位をそろえるのは難しいので,卒業まで5年かかります。(ただし,成績優秀者には4年で卒業できるシステムも用意されています。)
物質工学科(第一部の生命・応用化学に対応),機械工学科・電気情報工学科(第一部の電気・機械工学に対応),社会開発工学科(第一部の社会工学環境都市分野に対応)
の4学科があります。定員は各学科5名と少ないですが,その代わりに徹底的な少人数教育で,第一部では不可能な,個別指導に近い丁寧な教育を行います。

第二部は個別試験の前期試験だけです。


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