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「敢為邁往」 

One positive thought produces millions of positive vibrations.

 

Tips

こねた集です

役に立つかどうかは???


敢為邁往 かんいまいおう と読みます。漢語です。困難に屈することなく,目的を達成するために邁進すること。
工学部で研究を進めていく上で,様々な壁にぶつかることがありますが,そこを乗り越えて頑張っていく・・そういう姿勢で常にいたいという希望です。
 
 
One positive thought produces millions of positive vibrations.
 ジャズの巨星 John Coltrane の言葉です。彼はサックス奏者ですから vibrations という表現を使っていますが・・  単に振動という意味で使っているわけではありません。俗語ですが「感情」という意味が1つ。positive vibration というと明るい心や揺るぎない心を表すときに使うことがあります。vibrationには世界を揺るがすこと・・みたいな意味もあります。 とにかく,ポジティブに考えていくことが大切だという言葉ですね。
 

 

理学部や農学部との違いは

理学部は,「真理の探究」といいます。言うなれば,0から1を生み出すところです。誰も説明できなかった現象の原理を解明する世界です。原理を解明したときの充足感はすごいものがあります。でも,その現象が役に立つのかどうかはわかりません。
工学部と農学部は実学だと言われています。理学部の人たちが見つけた原理を利用して,世の中の役に立つものを作り出そうとする分野です。理学部が0から1二下後を受けて,1を100や1000にしようという世界です。必ず役に立つかどうかはわからない・・例えばアインシュタインの発見した質量欠損の式から,原爆が生み出されてしまったりすることもあるわけです。ただ,普通は世の中のために頑張って実用化していくので,人の役に立っているということを実感できる学問分野です。
工学部と農学部は生物の知識をどの程度利用するのかという点が違いになるかと思います。工学部の個別試験で,生物を受験科目としている大学はほとんどありません。工学も農学も「ものづくり」ですが,工学では自分の手でつくっていくのに対して,農学では植物や微生物につくらせるという手段になります。うまくいくと,効率が良いのですが,なかなか思い通りにはならないという部分があります。今では,工学でも生物(バイオ)の利用は遺伝子書き換えを含めて,積極的に行っています。差が無くなってきているのかなと言う感じがあります。ただし,農学部は就職があまり良くない・・というか公務員に偏ることが多いです。バイオ系の良い会社に農学部から進もうとすると・・七帝大クラスでないと難しいというのも事実です。
 
 


学部学科選びの参考になるかどうかはわかりませんが,管理人が合同進学説明会で「理系のための学科選び」の講演で使ったパワーポイントのファイルをダウンロードできるようにしておきます。名工大の話は,あまり出てきませんが・・役に立つかもしれません。
LinkIcon2019-0616-rikei-02.pdf