物理を深める学科 of 名古屋工業大学受験ガイド

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工学部というと「機械工学科」,「電気電子工学科」を思い浮かべる人が多いと思います。この2学科は,工学部の基幹分野であり,共に物理を深めていく学科です。名工大の機械工学科には,他大学の物理工学科にあたる「計測系プログラム」が含まれています。この点が,他大学と少し異なる点です。
 また,「環境材料工学科(材料機能系)」,「都市社会工学科(環境都市系)」も物理を極める学科です。この2学科に関しては,化学を深める学科と建築・都市を極める学科で紹介していますので,そちらをご覧ください。

機械工学科

機械工学は,基本的には「動くもの」を創り出す学科です。電気電子と違って動かないものには興味がないのです。例えば,風力・波力などの様々な発電を研究していますが,太陽光発電は動く部分がないので興味がない・・という感じです。この点で電気電子よりも狭く見えますが,エネルギー源は電気・ガソリン・軽油・ガスなど何でも利用していきます。

機構系:自動車などの輸送機械,ロボットなどの設計・製作を行います。加工技術の研究も重要です。物理の「力学」を深める分野です。
エネルギー系:エネルギーの利用について研究していきます。上に述べた発電も大きな仕事ですが,エンジンが大きな研究対象となっています。物理の「力学」と「熱」のところを深めていく分野です。
計測系:ナノテクノロジーをキーワードとして,様々な新素材の開発や,精密計測の分野を研究していきます。物理の「原子と原子核」を深める分野です。

【就職先】
機構系・エネルギー系と計測系では就職先が異なります。機構系・エネルギー系はいわゆる機械系の会社(トヨタ自動車,ホンダ,ヤマハ)や重工業(三菱重工)が就職の中心になります。電機系にも就職していきますが,機械系よりも少なくなります。ただし,電力会社には結構就職しています。計測系は,半導体なども関係で電機系の会社(パナソニック,浜松フォトニクス,東芝)の方が機械系よりも多くなっています。機械工学科全体として,自動車関係が多いのは,名工大の特色だと思います。

電気電子工学科

電気エネルギーを創り出し,最大限に利用する方法を研究する分野です。物理の「電気と磁気」だけでなく,「力学」・「原子と原子核」など様々な分野を深めていきます。名古屋大学と違って,情報工学は別の学科になっています。しかし,様々な制御などの基礎的な情報技術に関しては,十分な教育を受けることが出来ます。電気はアナログ,電子はディジタルというイメージがあると思います。(本当は,そう単純に割り切ることはできないのですが・・) 今年の夏にアナログ放送は終了して地デジになることは知っていますよね・・ だから「アナログ=電気」は時代遅れだと考えてしまうかもしれません。そんなことはありません。電気自動車のモーターそのものはアナログです。そしてその動きを精密に制御しているのがディジタル回路です。結局,1つのシステムの中の両輪になっていることが多いのです。名工大の電気電子工学科は,この両輪ともに強い学科です。


機能電子系:太陽電池,液晶,半導体などの新しいエレクトロニクス材料を開発する分野です。物理の「原子と原子核」の延長になるナノテクノロジーが大きなベースとなっています。化学の知識を生かしていくこともできる分野です。
エネルギーデザイン系:発電と電力輸送というテーマから,電気自動車のモーターや超小型モーターを利用したロボットの開発などを行っています。モーター関係では物理の「力学」の知識も深めていきます。
通信系:情報通信社会を支える様々なテクノロジーを研究していく分野です。通信理論・通信システムを研究していくだけでなく,ディジタル回路や電磁波など幅広い分野について学んでいきます。

【就職先】
やはり電機系(東芝,NEC,シャープ)が就職の中心となります。最近の車はエレクトロニクス技術に大きく依存しているので,自動車関連(デンソー,トヨタ自動車)も元々多かったのですが,電気自動車が出てきてからさらに増えている状況です。IT関連(NTT)や中部電力という就職先も大きいです。

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